降ろしたがりなだけの愚かな有識者たちへ
築地移転予定地の地下水（ではないと思うが）問題が話題になっている。
上記リンク先で散々言われているし概ね同意できる。コンクリートはアルカリ性だし、そもそも海水もアルカリ性だ。リトマス試験紙に浸しただけで強アルカリと断言できるものではないことも。 僕が言いたくなったことは、この地下水問題の直接的な話ではない。
正直、今の都知事は支持していなかったし、あまり好きではないほうだ。政治において好きではないという尺度は不要だけど一応前置きに言っておく。 でも、この扱いはおかしい。都知事が就任する前でしょ、あれ。 さらに言えば、今回アルカリ性だ！強アルカリだ！と騒いでる人たち、あなた達も承認したんだよねその工事。 というか、都知事はそれこそ関係なくあんたたちがやったことだよね。何を偉そうに都知事批判とかしちゃってんすか。
今の都知事にはこの問題を解決する責任はあるだろうが、この問題そのものの責任はない。彼女にしてみれば、蓋を開けたらこの惨状だったわけだ。 そして、この水の問題の出るちょっと前に移転を延期したよね。盛り土してないから移転延期っていうんじゃなく、先に移転延期したよね確か。どうだっけ。 うやむやにせずちゃんと延期という決断を下せた都知事は優秀だったんじゃないですか？なんで批判されてんの。
昔からよくありますね、安倍総理が前に総理になった時もそうだった。 小泉総理が色々引っ掻き回したあとに、その後処理を全部押し付けられた。僕は小泉総理のやったことを悪いこととは思っていないが、無理やり過ぎたのだろう。 そして、その責任を負わされた。彼は何もしていないのだが。問題解決の責任は当然発生するだろうが、その事象自体の責任を取らせようとするこの風潮は何なんだろう。 結局、責任取れって声高に叫ぶほうが主目的でなんでしょう。 有識者と偉そうに言っているが彼らは否定して有りもしない責任を取らせる、つまり辞任という形でみんなの前で頭を下げて恥をかかせるのが目的なんだろう。
安倍総理が過敏性胃腸炎になった時、心から同情したしこんな風潮が根付いている残念で愚かな精神の持ち主ほど声が大きいことが残念でならなかった。
